ハチ駆除報告日誌

こんばんは！
ハチ駆除専門店の鈴木です。

気温が上昇してきた事で比較的多くのハチを見かけるようになってきました。
スズメバチはまだ時期が早いのであまり見かける事はありませんが、
アシナガバチやミツバチ、マルハナバチ、クマバチなどは見た方も多いのではないでしょうか？

この中で積極的に刺してくるのはアシナガバチです。
ご依頼者さんからよく『普通のハチ』と呼称されるように、
刺すハチ=アシナガバチという印象があるほど危険と認知されいるハチですね。

この時期のアシナガバチは襲ってくることはほぼないので巣を見かけたら駆除してほしいと思います。

女王バチ一匹なら低リスクで駆除できます！

春先は越冬をした女王バチのみで活動をしています。
実は女王バチには毒針はありません。
毒針は排卵管が変化したものなので排卵管をもっている女王バチには毒針は持ってない。
という事になります。
なのでこの時期は駆除に慣れていない方でも比較的安全に駆除する事ができると思います。

こちらはキアシナガバチの女王バチと働きバチの比較した写真です。
女王バチが一回り大きいというのが見て分かるかと思います。
大きさ以外では色が少し濃いという特徴もあります。

ただ、現物だけで見た場合はどれが女王バチで働きバチか比較は難しいですよね？
パッと見て区別ができる方はいないと思います。
いくらこの時期は女王バチのみのケースが多いと言っても分からないと恐怖心が出てきます。
でも、実は簡単に女王バチかどうか見分ける方法があります。

飛んでいるハチやエサを取っているハチを見分けるのは難しいですし、
そもそも自分の生活圏に巣があるわけではなければ駆除対象になりませんので
家屋等に巣が出来てしまったという前提でお話いたします。

巣の場所を確認できたらハチの数を見てください。
巣にハチがいない事がある場合はほぼ女王バチのみの巣となります。
アシナガバチは夜間飛行しませんので夕方以降は巣にいると思いますので、
いる事を確認して少し離れたところから市販の殺虫剤を散布していただければ簡単に駆除できます。

常に1匹以上ハチがいる場合は働きバチが生まれてしまっています。
常に１匹のみが残っているようでしたらそれが女王バチですので、
他にハチがいない状態で殺虫剤を比較的近い位置から散布するようにしてください。
これは夕方ではなく日中にされる事をおすすめします。
夕方になると働きバチが戻ってきてしまいますから襲われる危険性があります。

ただし、日中にやるとしても作業中に働きバチが帰ってきて後ろから襲ってくる危険性がありますので、
そのリスクを鑑みて大丈夫と思う方のみ行ってください。
ハチの数が常に５匹以上になった場合リスクが急上昇しますのでできればご自分でやられない方がいいと思います。
変な場所や高い場所にあったら危険ですので専門家に相談してみてください。

アシナガバチは巣を落としても同じような場所に巣を作る傾向があります。
吟味して決めた場所ですから簡単に放置してくれるはずがありません。
逃がしてしまうとより変な場所に、より見つけにくい場所に巣を作る危険性がありますので、
可哀そうだからと言って放置したり逃がしたりせず積極的に駆除するようにしてください。
逃がしてしまうと周りの方にも迷惑になりますからね！

過去に『落とすだけでいいの？』というコラムを書いていますので、
気になる方はそちらを見ていただけると幸いです。

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