浜松市クマバチ駆除報告日誌

こんにちは。
浜松ハチ駆除専門店の鈴木です。

本日は浜松市でタイワンタケクマバチが家にある竹材に大量に穴を開けて困っているとご依頼を頂きました。
一か所や二か所ではなく10か所以上とかなりの被害が出てしまっているようです。

この数年で本当にタイワンタケクマバチのご依頼が増えてきました。
それまではあっても年に数回程度だったのですがこの数年は30件以上になっています。

外来生物なので広がらない方が本当はいいのですがこればかりは中々難しいですね。
幸いなのはこれがクマバチであり、毒性が低く、性格が穏やかだと事です。
花バチなので生態系を大きく壊す存在ではない事がそこまで注目されない理由だと思います。

あっちもこっちも穴だらけ！？

現場に着いて挨拶もそこそこに早速現場を見させていただきました。
現場調査だけでも一苦労です(>_<)

家中にある竹材が東西南北関係なく巣を作られていました。
ここまで広範囲で巣が作られてしまっているのは少し珍しいと思います。

作られてしまっていたのは以下の通りです。
①木の支え用として使われている竹材に９個の巣（南）
②木の支え用として使われている竹材に３個の巣（東）
③垣根の木が若木の為支える為に使用している補強用の竹材に1つ（西）
④垣根の木が若木の為支える為に使用している補強用の竹材に5つ（北）
⑤垣根の木が若木の為支える為に使用している補強用の竹材に1つ（東）

合計で19個もの蜂の巣がつくられてしまっていました。
最悪な事に全ての巣でハチの存在が確認できましたのでこれら全てが別家族です。
別家族という事はそれぞれの巣穴に女王バチがいて、各巣穴で10～20匹の新女王バチを産み付けます。
クマバチは巣穴を再利用する習性＆生まれた場所の付近に帰ってきやすいという特徴があるので…
言わずもが放置すれば来年以降はネズミ算式に数が増え続けてしまいます。

しかもお客様のお家には竹材だらけでした。
これだけ四方に巣が出来ているという事はこの周辺にいるクマバチの住宅環境を一手に担ってしまっている可能性があります。
今回作られてしまった穴は全て今年に作られた穴で、竹材の設置は昨年の冬以降…。
つまりこれだけの数のクマバチが他所から飛んできたという事がいえます。

もし、放置した場合は今年生まれた女王バチ（100匹くらい？）+来年飛んでくるハチ（10匹くらい？）が
毎年累乗的に増えていく事になってしまいますΣ(￣ロ￣lll)ｶﾞｰﾝ
もう全ての竹が穴だらけになるのも時間の問題です…

お客様にはこのような事情を説明して竹材の撤去をご案内しましたがそれは難しいというお話でしたので、
現状できる対策をさせていただく事になりました。

タイワンタケクマバチを駆除していきます！

タイワンタケクマバチの駆除をする場合竹材をどうするかをお客様に決めていただきます。
具体的には竹材を諦めて処分するか、そのまま使用するかのどっちかですね。

竹材を処分する場合は一つ一つの巣を処理するよりもお安く駆除する事ができます。
使用する場合は巣の中をできる限りお掃除をして、薬剤を竹の中に充満してから封鎖という流れになります。
ただ、封鎖をしてもタイワンタケクマバチが来やすい環境のままな為再発する可能性があります。

沢山ある巣の中から一部の写真を撮ってきました。
このような穴が開いていたら間違いなくタイワンタケクマバチが巣を作っていますので、
見かけた場合はご注意下さい。

こちらがタイワンタケクマバチご本人です。
左側にいるハチが黄色いのは花粉のせいで、血ではありません。

当初の予定では1Ｈくらいの予定でしたが大幅にずれ込み2Ｈもかかってしまいました。
お客様にご迷惑をお掛けしてもうしわけございません。
一つ駆除したらまた一個見つけてを繰り返していたので思っていたよりも時間がかかりました。

竹材さえなければタイワンタケクマバチの飛来はなくなる訳ですからね、
本当はここまでひどい状態だとやっぱり竹材は全て処分した方がいいです。
でも、強要はできませんからできる限り来にくくなるようにできる事はやらせていただきました。

巣作りが癖になる蜂の場合は原因を除去しない限りリスクは常に高いままです。
残す場合はその都度必ず潰していかれる事をお勧めいたします。
一つ放置してしまうとそれまでの努力が無駄になってしまいますから(^▽^)/

最後に家全体に忌避剤を散布して作業完了です。
本日は当店をご利用いただきましてありがとうございました。

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