ハチ駆除報告日誌

こんにちは！
ハチ駆除専門店の鈴木です。

お家にある木でできた塀や囲いに何か彫刻刀で掘ったみたいな削れ傷を見た事はありませんか？
日に日にどんどんと傷が増えていきモヤモヤしている方もいるのではないでしょうか？

絶対ではありませんがそのような現象を引き起こすのはハチが原因です。
では、本日はそちらをご説明していきます！

傷を作るのはアシナガバチが犯人！？

傷が増えていくＯＲできたという場合その付近ではよくアシナガバチが飛んでいるのが確認できたと思います。
よく分からないけど長い時間木にくっ付いていて、
急に飛んでいきまた戻ってくるといった光景を見た事はありませんか？

これは意味もなくそこにいる訳ではありません。

こちらの写真の右側に明らかに目新しい傷が出来ていますよね？
この傷を作ったのがこのアシナガバチです。

もしかして木の皮を食べている？
それはさすがにないですね。
理由は『巣の拡張剤として木の繊維を取り出しているから』です。

巣の主原料は木の繊維です。
いわゆるパルプと呼ばれているものと同じものになります。
ハチ達は木の表面の皮を削り出し、そこから口の中でもごもごして、
繊維質だけを取り出して巣を作っていきます。
その作業の跡がこのような傷になってしまうという訳ですね。

この傷が少量でしたらまだたまたまの可能性がありますが、
あまりに数が多い場合は採掘所として使われてしまっています。
何か対策をしないとどんどんと傷が広がってしまいます。

私が知る限りでは建てて1年目のお家の塀が遠目でもわかるほど傷だらけにされてしまっていました。
依頼者さんの落胆ぶりは凄かったので印象に残っています。

ハチがこないようにするにはどうすればいいの？

では、どうすればいいのか？

対策としては３つあります。

①木酢液を散布する
ハチや虫が嫌がる効果があると言われている木酢液を散布する事で寄り付きにくくします。
メリットとしては単価が安く、刻範囲で散布できるという事です。
デメリットとしては匂いが臭いです。しかも長期間残ります。それと効果が薄いです。

こちらは気化させて匂いと化合物で寄り付きにくくするものなので効果としては限定的となります。
慣れていない方にはこの匂いは耐えれないかもしれません。

お勧めできるのは被害があまり酷くなく、匂いに耐えれる方になります。

②業者に依頼する
メリットとしては効果が高い薬剤を全体に散布できる。短期的には効果は抜群。
デメリットとしては単価が高い。その割に長期間効果がない。
といったところです。

業者が使う忌避剤は、薬剤を揮発させて寄り付きにくくする＆木材に薬剤が残り取り付いても嫌がって逃げるといった効果があるモノを使用します。
この性質上散布直後が一番効果が高く、徐々に効果が薄まっていきます。大体1～1.5カ月ほどが目安です。

状態がひどい方や、広範囲に被害がある方、
３～５月といった時期に予防として使いたい方は業者にやってもらうといいと思います。

③市販のハチ殺虫剤を散布する
これが一番コスパのよいやり方になってきます。
市販の駆除剤の中には忌避剤が入っているのでこれを個所に散布するだけでも効果があります。
デメリットとしては思っているよりは量を散布できないので広範囲には不向きな事と、
油が混ざっていますので一面が油まみれになってしまうと事があります。

使い方としては傷があるエリアを中心にスプレーを揺らしながら薄く広く散布していきます。
傷がある場所だけやってもズレるだけなのでできるだけ薄く広くやるのがポイントです。
仕上げに傷がある部分に散布すれば完了です。

案外知られていませんがハチの中にはこのように大切なお家へ被害を出すようなケースがあります。
大事なお家へ被害がでないように対策を打ってみてください。
餌場でも、水飲み場でもないのに常にハチがいるのはおかしいと思ってくださいね！

当店でもこのような被害への施工を行っております。
御希望やご相談がございましたらお気軽にご相談ください。

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